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今回、ダイヤ改正についてまだあまり記していないので、前回のダイヤ改正との変更点を挙げます。時刻表を参照される際、見どころを見つけていただければと思います。
下りは
1.岐阜5:38発の美濃太田行きの列車番号が701Cから1705Cに変更
この列車の次に美濃太田発の1705Dがあります。JTB版の大型時刻表では、1705Cと1705Dを直通と表示していなかったのですが、実際は両者同じ車両のようです。40系により、岐阜から高山までの直通となった模様です。
ちなみに改正前はキハ11による「701C」でしたが、岐阜発は始発列車番号の下1桁が5番となり、そして後の700番台の下り列車の番号も繰り上がったので、ややこしくなりました。
2.岐阜9:10発の改正前・美濃太田行が、改正後は太多線の列車と合わさって多治見行に
キハ75による列車で、美濃太田駅で22分停車します。改正前の岐阜~美濃太田間はラッシュ時に太多線で運行されたキハ40系列の運用、美濃太田からの太多線部分のスジは、改正前はキハ11によるものでした。後者にとって、この列車の太多線部分にあたる622Cはラッシュ運用後の休憩明けで、その後岐阜・多治見間などである程度長時間運用されていました。改正後の充当車ではラッシュ運用後の朝の「休憩」をとらなくなったのが明らかになり、充当されるキハ75は、11形でとっていた車両の休憩をどこで取るのか、あるいは長時間、休憩不要であるのか、それがひっかかります。
3.岐阜11:45発が、改正前美濃太田行と、美濃太田12:40発猪谷行に分かれていたものが、改正後は岐阜発高山行と高山発猪谷行に変更
改正後の1717Cの岐阜~美濃太田間は、従来は723Cがキハ11によるもので、太多線から岐阜へ到着後、この列車で美濃太田へ向かい、同駅着後は午後の太多線内折り返し列車運用に入るものでした。今改正では、太多線から岐阜へ到着した後に高山へ行くことになるので、それによって無くなる午後の太多線用の車両に何が来るか、という問題が生じます。一方の旧1717Cは某気動車ファンの某氏のページによると、下呂往復の1713C~1712Cの後運用ということです。
これは改正後は睨んだ通り、1713~1712の下呂運用にキハ75が充当され、それが午後の太多線折り返しに入り、キハ25が高山行きとなる前に太多線に入る形になりました。
4.岐阜15:45発の改正前多治見行が、改正後は美濃太田止まりに
同列車は美濃太田で1両増結していましたが、改正後は別編成による運用となりました。
またこの729Cになるまで多治見~岐阜を走る1運用は、他の旧キハ11運用のようにキハ75形充当ではなく、キハ25充当となりました。
5.岐阜16:15発の改正前高山行が、改正後は猪谷行に
6.岐阜17:15発の改正前飛騨金山行が、岐阜~美濃太田間と美濃太田~飛騨金山間列車に分かれる
岐阜17:15発は、昨年3月の段階ではキハ47、12月からキハ25が充当されていました。
改正後は美濃太田まではキハ75形3両、美濃太田からは2両編成の車両が担当する模様です。
7.岐阜18:09(土休18:10)発の改正前高山行が、岐阜~美濃太田間と美濃太田~高山間列車に分かれる
岐阜~美濃太田の3両組成と美濃太田以北で車両形式も分かれたようです。
この辺りはわかりません。
高山本線の上りでは、
1.土曜休日の美濃太田発8:37発岐阜行が、太多線からの直通を取り止め
2.美濃太田平日9:30、土曜休日9:33発岐阜行が、太多線からの直通を取り止め
この列車に関しては「話すと長い話」があります。
改正前も改正後も同じですが、上りの美濃太田8:37→岐阜9:19は下り岐阜9:36(土曜休日は9:38)の列車に折り返し、その後岐阜駅発の高山線下りは、下りが10:16(土曜休日は10:17)となります。ところが、この間に上り普通が2本到着します。2本のうち1本はどこへ消えるのか。
実は10時16分(10時17分)発の下りが2両2本併結の4両となって美濃太田へ帰る、というのが前回までのダイヤでした。これは今回も同様で、改正後はキハ25形が充当されています。
ここでもう一つ、旧キハ11運用にキハ25が用いられていることも興味深いところです。下呂より北へはキハ75が入れないということで、25が要るものと思われます。ところが、キハ25-1000は8編成しかなく、高山以北への運用を全て賄うには足りないはずであるのに、岐阜~美濃太田~多治見間だけの運用にも入っているのです。その分、下呂以北への直通もしくはその区間内の運用充当分が減り、これがキハ40形が存続する原因ともなっていると思われます。
3.平日・土休とも白川口17:10発の上りが、改正前岐阜行から改正後美濃太田止まりに。
従来から、夕方ラッシュ時は昼間に使わない車両までも駆りだされていたので、そんな時間に運用が終わるとは思えません。
ただ、仮に白川口発の車両がそのまま飛騨金山行きになるとすると、それと対になるであろう土曜休日の飛騨金山発4724Dは岐阜行きとなっており、同列車で岐阜到着後、終列車近くまで近距離の往復を続行するものと思われます。すると、特に土休日ダイヤでは、車両が朝早くから深夜まで稼働することになるのではなかろうか、と思われます。
そのあたりどのようになっているのかと思います。
4.美濃太田19:53発岐阜行きで、土休日の太多線からの直通を取り止め
5.飛騨金山19:18発改正前美濃太田行きが、土休日は岐阜まで延長
これは分からないので省略します。