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鉄道関連とその沿線、中部国際空港駅発列車等を取り上げています。
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 14日に改正後の様子を見てみました。
 キハ75がキハ11と同じ行き先を掲げ、昨日まで同車のいた所と同じ場所で同じ列車に就いていました。3編成がワンマン列車の多治見・岐阜行等として美濃太田駅で顔をそろえた際、その光景には仰天しました。

 各ページ等に投稿される状況や14日に見た印象で言うと、キハ11の運用の大部分はキハ75に変更されたようですが、日中(土曜休日)多治見行きで岐阜発12:41と多治見発11:25、14:25(太田10:36発多治見行にも充当の可能性高い)など、キハ25-1000が入ったものもあります。
 高山線の普通列車には別投稿のキハ25のほか、美濃太田~下呂の1往復にはキハ75が入り、それ以外には従来の40・48系が充当され、消えたのはキハ47とキハ11だったようです。

13日・車両区へ入庫する列車
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19日、3月ダイヤ改正の概要が公表されました。
 
 既報の通りキハ25とキハ75導入は既報の通りです。高山・太多線では久々となる大規模な車両刷新です。
   さて、改正内容ですが、改正当初に25・75形車両が入る割合が、太多線と高山本線では異なり、太多線は「全列車」、高山本線の岐阜~美濃太田間は「約8割」となっています。

 
(写真・3625C・小泉駅中央自動車道交差の南側で撮影)







  この記述によると、キハ11は、ワンマン運転開始いらい主力であり続けた太多線での稼働に幕を下ろすことになります。

 高山本線での運行の可能性は、わかりません。

    一方で高山本線は「約8割」。「8割」といっても「列車キロ」で「8割」、あるいは「列車本数」で「8割」、などが想定されます。仮に列車本数であるとすると、現行の普通列車は下り37本、上り平日40本・土曜休日38本あり、残り「2割」が下り7本、上り8本程度となります。

 この数字は、3月以降も現行ダイヤを踏襲すると仮定した場合、岐阜~美濃太田・下麻生間のみの運用だけでは足りません。現行の高山線・太多線直通列車の一部が美濃太田折り返しなるか、あるいはキハ11に久々の長距離運用が登場するか、という疑問も生じます。
 (鉄道ジャーナル1993年によると、1993年のダイヤで、キハ11には美濃太田~飛騨古川間1往復の運用があり、200番台は2両1組で美濃太田~岐阜間1往復のみ運用があった)

※赤字は後日修正分

  明日23日は各務原市でイベントが開催されます。昨年はそれに伴って岐阜~美濃太田間列車に増結や車両の変更などがありました。  上り美濃太田発9時台~11時55分、12時52分や、下り岐阜駅発10時45分~12時41分、13時45分、14時15分などの通常キハ11×2の列車が、変更がある可能性があります。この輸送には、キハ25は入らないとのことです。

 そして、迷惑になりそうな場所では撮影しないことにします。

 

8月17日は熊野花火で、キハ11では一年で唯一と言ってよい6両運転の臨時列車が走ります。kiroha bbsによると、美濃太田区からも106と101が応援にいったとのことです。
 しかし、この1週間、高山線側では、鵜沼・美濃太田の各駅の近くで例年開催されている花火大会が中止になる等天候が優れなかったので、熊野では果たして開催されるでしょうか。

 ところで3・4両組成のご要望がちらほらありますので、これまで分かっているものを、下にまとめます。
土休日
高山本線
 3706D:キハ11×3(2014.8月現在)
 3713D:キハ11×3(2014.8月現在)
 4720D:白川口発キハ11×2+美濃太田発キハ11×2=美濃太田~岐阜キハ11×4
 3739D:キハ11×4(2014.8月現在)
  太多線 美濃太田→多治見
 3606D:キハ11×2(2014.8月現在)
    3608D:キハ47×2+キハ48×2(2014.8月現在)
 3610D:キハ11×4(2014.8月現在)
 3612D:キハ11×3(2014.8月現在)
 
 太多線 多治見→美濃太田
   3605D:キハ11×3(2014.8月現在)
 3607D:キハ11×2(2014.8月現在)
 3609D:キハ47×2+キハ48×2(2014.8月現在)
   3611D:キハ11×4(2014.8月現在)
 3613D:キハ11×3(2014.8月現在)
 
平日
 高山本線
 
 705D:キハ11×3(2014.8月現在)
 707D:キハ11×3(2014.8月現在)
 704D:キハ11×3(2014.8月現在)
 706D:キハ11×3(kiroha bbsの情報より)

 太多線
 605D キハ11×4(2014.10月現在)
    607D キハ25×4(2014.12から)
 613D キハ11×4(2014.10月現在)
    606D キハ25×4(2014.12から)


高山本線の時刻をJRやJTB大判時刻表で見ると、特急「ひだ」と、各駅停車の普通列車がほとんどですが、上下とも1往復、通過駅のある普通列車が存在します。この列車は岐阜~下呂間を各駅に停車しますが、下呂~高山間は、飛騨萩原、飛騨小坂、久々野、高山のみに停車します。

 そのうち上り列車については不明なので、ここでは下り列車のみ取り上げます。
  
 岐阜駅では、一昨年頃、通常「3番線の列車は、普通列車高山行きです」と言うところ、この列車だけは「3番線の列車は_(しばし沈黙)_高山行きです」と言っていました。
  
 このたった1本の異例な運行の開始時期は、いつかは分かりません。しかし、1973年や1977年、1981年頃には、すでに存在したようです。1973~1981年のダイヤでは岐阜駅発車が現在よりも約1時間早い20時38分~39分、高山到着が23時55分となっていましたが、1977、1981年のダイヤでは始発駅は岐阜ではなく、名古屋駅でした。

 名古屋駅始発で名古屋~岐阜間を稲沢、尾張一宮に停車、下呂~高山も停車は途中3駅のみとは急行のような運転ではなかろうか、と感じました。

 下呂~高山間で先の3駅に停車する優等列車は、現在の「ひだ」も同様に停車するものがありますが、かつての「急行」の停車パターンと同じもので、1989年頃の「のりくら」号や、最後まで残った「たかやま」も同区間では3駅に停車していました。なお、のりくら号の一部は久々野駅を通過したものもありました。

 もしかして急行の代用ではないかと思いかけていた時、「高山本線の60年」に下のような記述を見つけました。
 1968年、高山市長や商工会議所幹部により、国鉄へ名古屋駅を19~20時台に出る高山本線直通急行を設定する旨の要請がなされたそうです。
 ところが、この記載を受けて時刻表を確認すると、この要請があってから「ひだ」号が現れる1986年頃まで、「急行」の設定がありません。その代わりのように1975年から存在するのが、上記の名古屋発の快速列車なのです。
 下呂・高山間で最終列車が3駅以外を通過する運行は1973年にもあったようですが、先の書に名古屋直通の快速として記載されているのが1975年からのもので、この時から名古屋へ延長されたようです。

 名古屋直通になった快速のその後ですが、1986年のダイヤでは、高山本線の岐阜口の普通から名古屋直通が消えていたため、東海道本線乗り入れは打ち切られたようです。1989年のダイヤでは、高山行き最終の岐阜駅発が21時17分に繰り下がりました。そして1990年になると、岐阜発21時21分の高山線下りが多治見行きとなり、高山行きは美濃太田ー高山のみの運転となって、先の多治見行きから接続する形になりました。このダイヤは少なくとも1997年まで続いたようです。その後再び現在のような岐阜からの直通になり、同駅発車が現在の21時40分まで繰り下がることになります。これは恐らく美濃太田=猪谷間で普通列車のワンマン運転が開始されて以後ではないかと思いますが、1998年~2009年の時刻表が手元にないので確認できないのが残念です。

 なお、文中「__年のダイヤ」は、私が確認できた「時刻表」の年です。