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鉄道関連とその沿線、中部国際空港駅発列車等を取り上げています。
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フラップ式行先案内表示器をめぐっては、昨年(2019年)、鉄道ジャーナル9月号の
連載「されど鉄道文字PLUS」に、経緯等が詳細に紹介されました。そしてウオッチを
続けた近鉄四日市駅の機械が、同年12月頃にはLCDの後継機に変更されていたとのことです。

 以後の東海地区で我々が見られるものは、名鉄資料館かリニア・鉄道館のものだけと
なりました。ところが2020年9月末、名鉄資料館が閉鎖となることが公表されました。
 そして、12月25日閉館ということになっていますが、予約制で、なおかつ既にそれが
埋まっているとのこと。

 以前からここにあると言ってはきましたが、もはや閉館まで指をくわえて眺めるしかない
かもしれない状況となってしまいました。そこで、今回は、同館が所蔵する名鉄(もしくは合併前の会社)で使用されていた行先案内の写真を提示します。

 行先案内機器3機
1.フラップ式


2.フラップ式よりも前の「アンドン式」


3.不明(かなり古いものか?)


 同館の展示資料の様子については、youtubeにも2020年10月の動画があるようです。
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 2018年3月初旬撮影 
 
 名鉄扶桑駅と、近鉄の津駅、松阪駅の行き先案内に、今年1~3月に相次いで
フラップ式が撤去され、近鉄の方は新型案内表示が某社に掲載されました。

 しかし近鉄四日市は新しい行先案内の写真がまだ掲載されず、ツイートなども見当たりません。
どうなったのかというと、まだ残っていました。

 とはいえ、交換時期は不明ですが、「元号が変わるから前時代の遺物を始末」とか
「他国からの労働・居住者用にユニバーサルデザインの発車標を」など、早急な交換が
求められそうな世相ですので、次回四日市へ行った時には変わっているかもしれません。

 ちなみに上の写真は以前撮ったものを使っています。現在近鉄四日市10時1分発は
普通列車ですが津新町行きとなっています。

ツイートによると、扶桑駅についにLEDの発車標(行先案内)が設置されたようです。
5日現在は稼動していませんが、同駅で行われているホーム改良工事終了が3月15日のため、
16日以降には稼働するものと思われ、その時までにフラップ式が外される模様です。

2月10日頃、名鉄に詳しい方のツイッターを見たところ、扶桑駅の発車標が
交換されるとの記載がありました。今年は行き先案内に関しては投資計画に書かれて
いなかったのではないかと思ったのですが、実際のところを見にいってきました。 

 天井には既につり下げ金具と配線が準備され、変更される可能性が高いものと
思われます。
  
  気になる方は、できる限り早く行っておいた方がよいと思われます。
 

フラップ式ではなくLED使用の機械に関してですが、JR東海が先日、来月の金山・八田駅を
皮切りに、改札にある行き先案内をLEDから液晶ディスプレイに変更することを公表しました。
 
 某鉄道でフラップ式→LED利用の流れを見ていると気づきにくいのですが、
 その鉄道でも、車両内の情報表示としては平成になる前から使用されており、
駅にある装置もその点では新たな模索が始まってもいい時期ではないかと思います。

 そして、近鉄では津駅の行き先表示がLCDに交換されていました。
 「津駅 行先案内」のキーワードで検索すると、メーカーである某企業のページが現れ、
そこに交換された日付も掲載されていました。