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鉄道関連とその沿線、中部国際空港駅発列車等を取り上げています。
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愛知・岐阜ではもはや20年以上昔の話となりましたが、高山本線には、その昔「ひだ」の他にもう一種類の列車がありました。この列車は名古屋鉄道が車両を持ち、神宮前・新名古屋から名鉄犬山線を走り、JRの鵜沼駅の手前で連絡線を走って高山本線へ入りました。
 この列車で1965年から使われてきた車両を刷新することになり、1991年に登場したのがキハ8500系です。なかでも当時は中部空港開港に大きな期待が寄せられていた時期ですが、北アルプス号の間合いで空港手前の常滑発着の名鉄線内の特急にも入ったことで、開港後は空港から下呂・高山方面までの直通特急ができると大いに期待したこともあります。それから10年程度経過したところで、空港の開港を待たず、名鉄はディーゼル車両の運行をすっぱり諦め、キハ8500系は甲種輸送にて会津鉄道へ移動。
 
 その後、会津鉄道で8年運行されて廃車。名鉄では40年も50年も使われている車両があるので、わずか8年は早すぎるではないかと思ったのですが、車両の検査修繕の点でも第三セクターでは大手のようにはいかないかもしれません。
 2両それぞれに救世主が現れ、2両は一時は個人のもとで保存されましたが、後にマレーシアのサバ州立鉄道へ、もう2両が栃木県の保存館に引き取られました。

 ここで救世主が現れたことにより、スクラップにならずに30年を迎えることになりました。私もこの車を2年前に見に行ったのですが、某サイトの方が先日お越しになったようです。

 栃木の救世主も安泰とはいかないと思われます。補修の人手や技術が足りないようです。しかも、2019年に台風19号が来襲した際には近隣の川が増水し、河口付近の町では冠水の情報が流れ、そして2020年、コロナウイルスのまん延は、この方のご本業の業界には、需要増につながりそうですがかえって需要が減って苦境に陥っている所があるそうで、次々苦難と向き合われているようです。

 数奇な運命をたどりましたが、とりあえず30年間存命しましたね。
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あおなみ線・金城ふ頭駅の先にあたる場所で、新しい建物の建設が進んでいます。
 名古屋国際展示場の移転と展示館の新設工事のようで、真新しいイベントスペースの
誕生に心が躍る・・・のが普通だと思われます。
 当ブログでは、「ミャンマーへ送られることになったが保留された例の車両群が、金城ふ頭駅から見られなくなった」というのがニュースです。金城ふ頭駅の高架ホームと、車両の置かれている岸壁との間に遮る建物が建設されているため、駅ホームからは見えなくなりました。
 もっともホームから注目する人は皆無でしたが。

 この建物は、2020年2月にはまだ始まっていなかったのですが、現在は3階建てくらいの階層のものになっています。



 リニア・鉄道館が10年目を迎え、あの方が記念講演をされました。

 かつて、美濃太田車両区には、現役の気動車のほかに電車の381系や165系、103系などがカバーをかけて置かれており、ネット上では、この車両でいずれ、あの方が何かされるのだとささやかれていましたが、それが名古屋市に形となって現れたのが2011年、今年はそれから10年ということで、話題の方が何か噂の真実を話されるのかと期待していました。

 美濃太田の車両に関しては、確かに博物館を作るために車両を隠した、と一言言及されました。

 私にとっては、卑近な言い方をするとかつての本物の車両に囲まれて癒される場所ができた、と歓迎していたのですが、講演の内容によると、趣旨は「鉄道車両・構造物は、人間の心を運び、わざが結集した文化財である。輸送等に使用されないとして直ちに処分せず、保存し観光や学習に役立てる」ということでした。ここは財団法人等でなく、JR東海の一部署であることから、新幹線やリニア等の広告のための施設だとすることもありますが、設置にあたって車両・施設等を文化財として保存を決意されたことは確かだろうと思われます。

 保存が始まる車両は多いのですが、その後の継続のところで、次々困難が立ちはだかりますね。元名鉄の車両があちこちに静態保存されましたが、知らないうちに次々に解体されました。
2年前、栃木県の某保存会の方が、保存車の修繕に対してお金や修繕ボランティア不足を嘆いておられました。栃木なのによくぞ元名鉄のキハ8500の保存を決断されたと思ったのですが、車体の修繕をなかなかできないのだそうです。

 設立にあたっても、維持にあたっても、今後もさまざまな困難に立ち向かうことになるかもしれませんが、文化財を保存し後世に伝える場としても、鉄ちゃんの癒しの場としても、長く残ってほしいと思います。
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JR東海道本線の金山駅で、東海道線上り線にあたる3番線にホームドアが設置されました。
 この先刈谷駅や名古屋駅等にも設置されるようです。今回はこの3番線のみで、4番線は今後
設置の予定、中央線ホームの1・2番線の見通しはまだ不明です。

 ネットサーフィンをしていたなかで中央線ホームへの設置をと書かれたものがありましたが、
現時点ではやや難しいのかなと思います。
 ホームドアの設置を求められるにつれて巨大化しそうな問題が一つあります。
それが車体長の違う車両の問題です。
 岐阜駅の3番ホームには、2両用の停車目標が2つあり、そのうち1つの停車目標には「75」とあります。行先案内表示を見ると、同じ普通列車でありながら乗車位置表示に四角と丸の表示がありますが、これは同じ3扉車でありながら、キハ75とキハ25では車体の長さが前者は21.3m、後者は20.1mと1.2m異なっており、そのために乗車位置が異なるのです。

 ホームドアを設置するには車両の寸法を揃えねばなりませんが、この車体長21.3mというのはキハ75だけでなく、85系、383系、373系もこの寸法で作られており、ホームドア設置の主要駅を増やすには、ドアに工夫をするのか車両を全部20m級にするのかという問題になるでしょう。

 とりあえず金山駅でも中央線ホームは、383系が客扱いするため見通しが難しいでしょう。
また、85系も熱田まで回送として走っていますが、何かのイベントでひだ号が名古屋の金山行きになる可能性もなくなるでしょう。
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元JR東海のキハ11をはじめJR各社の40・47・48形、さらには名鉄のキハ20・30も
渡ったミャンマーで政変が発生したそうです。

 日本の車両はどうなるかと思って少しネットで検索をしてみたのですが、そもそも車両の
輸出のみならず鉄道事業に関する指導そのものが 国際協力機構(JICA)のプロジェクトだった
そうで、日本の鉄道技術がミャンマーを通じて他国へ流出する可能性もあるなあと思いました。